こんにちは、クボです。
都内で鍼灸治療をしながら、ブログやSNSで東洋医学の魅力を発信しています。
さて、先日に下記のツイートをしました。
気圧が下がると、普段ストレスを感じない人でも重みによる圧力(ストレス)を受けます。不調を感じたら「内関」のツボ押しがおすすめ💡
○取り方
手首のシワから指3本分/腱と腱の間○症状
・何となくだるい
・吐き気
・めまい
・頭痛頭痛がひどい場合は「風池」も軽く押してみてください☺ pic.twitter.com/jvCxHVYlf6
— カズ / 鍼灸師 (@kazu_7898) November 19, 2020
上記のツイートにもあるように、普段ストレスを感じない人でも気圧の変化(重みによる圧力)はストレスにつながります。
「めまい、頭痛、吐き気、何となくだるい」など結構つらいものがありますよね。
そこで今回は「気圧の変化に対応するツボと養生法」を鍼灸師の立場からお伝えできればと思います。
記事は3分ほどで読み終わるので、気圧の変化で不調を感じる方はぜひ参考にしてみてください^ ^
目次
【鍼灸師が解説】気圧の変化に対応するツボと養生法
初めにおすすめのツボを紹介します。
下記の4つです。
- 内関(ないかん)
- 風池(ふうち)
- 太衝(たいしょう)
- 陰陵泉(いんりょうせん)
それぞれの効能やツボの取り方を解説していきます。
内関
内関は気圧の変化に対応する万能なツボです。
◯取り方
手首のシワから指3本分/腱と腱の間にとる
ツボの測り方
基本的にツボは指を使って測ります。
下記のツイートを参考にしていただければと。
【ツボの測り方】
1寸:親指の横幅
2寸:人差し指~薬指の第1関節(指3本分)
3寸:人差し指~小指の第2関節(指4本分)他にも測り方はありますが、基本的には上記3つを覚えればOKです☺ pic.twitter.com/4bEotsNjdq
— 久保 和也 (@kazu_7898) November 18, 2020
つまり「内関」の場合は真ん中の測り方ですね。
上記3つで大抵のツボは測れるので、今後も参考にしてみてください。
話を戻すと、内関は心包経という経絡のツボで心(臓)とつながりがあり、
- 自律神経を整える
- 心を落ち着かせる
- 痛みを和らげる
などの作用があります。
目を閉じて軽くプッシュを30秒×2〜3セットしてみてください。
押して気持ちいい強さが理想です!
風池
続いては風池ですね。
風池は頭痛やめまいがひどい時におすすめのツボ。
◯取り方
耳の後ろの骨から少し中央に寄ったところの凹み/後頭部の髪の生え際
風池は他にも、
- 頸部のこわばり
- 目の疲れをとる
- 鼻づまり
などにも用います。
風池は臨床でもよく使うツボですが、特に突発的な頭痛を和らげてくれるツボです。
図のように頭部を抑えつつ、目の方(斜め前)に押すイメージで指圧してみてください。
太衝
3つ目は太衝です。
太衝は「血液循環」と深く関わるツボで、頭痛やめまいにおすすめ。
◯取り方
第1趾と第2趾の間/骨が交差する凹み
太衝は他にも
- イライラ
- 目が赤い
- 月経不順
- 喉の痛み
にも用います。
温めることで血液循環が良くなるので、左右の太衝にお灸3〜5壮がおすすめです!
陰陵泉
最後は陰陵泉です。
◯取り方
内くるぶしから膝方面に上がっていき、膝下で指が止まる所
陰陵泉は水分代謝や身体の余分な物(湿邪)を排泄する役割があり、
- むくみ
- 身体が重い
- おしっこが出づらい
時に用います。
何となく身体がだるい時は、陰陵泉のお灸がオススメです。
以上、気圧の変化に対応するツボ4つをご紹介しました。
ここからツボ以外でできる養生法をお伝えして終わりますね。
簡単に実践できる養生法
下記のとおり。
- 深呼吸をする
- 睡眠はしっかりとる
- 太陽光を浴びる
- 足湯に浸かる
- 冷たいものを摂らない
- 運動や体操をして血行を良くする
いくつか挙げましたが、全てやれとは言いません。
基本的には
- 血液循環を良くする
- リラックスする
- 気を巡らす
上記が大切です。
ツボ押しも養生法も無理をしてやる必要はなく「これならできる!」ってものを取り入れてみてください。
東洋医学の考え方
東洋医学では気圧の変化=身体の中に「湿邪」が入ると考えます。
「え?湿邪ってなに?」って感じですよね(^^;;
簡単に説明すると「ジメジメした湿気が身体の中に停滞する」イメージ。
梅雨時期になるとカラダが重だるくなる方もいますよね。
あの重だるさは(湿度が高い時期に)カラダの中に「湿」が溜まり、イタズラをすることが原因と言われています。
それと同じようなことが気圧の変化でも起こっているということ。
そして、この「湿邪」というのは外的要因(気圧や梅雨時期)以外でもカラダの中に起こることがあります。
それが下記のとおり。
- お菓子の食べ過ぎ
- お酒の飲み過ぎ
- 脂っこいものの取り過ぎ
上記のような生活習慣です。
全てやめろとは言いませんが、
「今週は気圧の変化に要注意!」
と天気予報で言っていたら、出来る限り控えめにするようにしてください。
また、先ほどお伝えしたツボの中では陰陵泉のお灸がオススメです。
ちょっとした養生だけでカラダは楽になりますよ^ ^
以上、今回は「気圧の変化に対応するツボと養生法」をお伝えしてきました。
繰り返しになりますが、無理して取り組むことはなくご自身が「これならできる!」というものを取り入れてみてください。
何かご質問等がある場合は、コメントいただければ随時お応えさせていただきます。
また次回のブログでお会いしましょう!
ではまた〜
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