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【症状別】肩こりを根本改善する方法【結論:原因に治療をしよう】

 

「肩が痛いから肩にマッサージをする」

「猫背が原因だから肩甲骨はがしをする」

 

たしかに悪いことではありませんし、痛みが取れるケースもあります。

 

とはいえ、

  • 治療後、すぐに痛みが戻ってしまう
  • 頻繁に肩の痛みがでる
  • 数ヶ月間、肩こりの治療に通っている

という方も多いのではないでしょうか?

 

そこで今回は「肩こりを根本改善する方法」を鍼灸師の観点からお伝えできればと思います。

 

具体的には、

  • 肩こりが起こる4つのパターン
  • 痛みが戻らないためのストレッチ
  • 症状別に用いるツボ
  • おすすめの食事法

を重要なポイントだけ解説していきます。

 

記事は3分ほどで読み終わり、肩こりを防ぐヒントになるかと思うので、ぜひ悩んでいる方は最後までご覧ください。

【症状別】肩こりを根本改善する方法

 

結論からお伝えすると「原因に対して治療をする」ということです。

 

「はぁ?そんなことかよ!」と思う方もいるかもしれません。

 

しかし、この記事を見ているあなたが数ヶ月もしくは数年に渡って肩こりの治療に通っているのであれば、原因に対して治療ができていないかもしれません。

 

また中には「1人の患者に5分しか時間をかけない」「湿布と痛み止めだけ出して終わり」という治療院や整形外科があるのも事実です。

 

無駄な時間やお金をかけないためにも、まずは肩こりのパターンをしっかりと理解し対策することが大切です。

 

では、どんな肩こりのパターンがあるのか。ここから詳細を解説していきますね。

 

肩こりが起こる4つのパターン

 

まず、下記のツイートをご覧ください。

 

 

肩こりは上記のツイートにもあるように

  • 筋肉性
  • ストレス性
  • 風寒の侵入
  • 湿邪の停滞

の4つに分類されます。

 

ちょっと聞き慣れない言葉もあると思うので、それぞれの詳細を解説しますね。

 

筋肉性

 

言うまでもなく、筋肉に問題があるケースです。

 

肩こりを引き起こす代表的な筋肉は、

  • 広背筋
  • 回内筋群
  • 大胸筋

上記3つが挙げられます。

 

筋肉に詳しい方ならお気づきかもしれませんが、上記3つは肩こりが起こる場所(局所)の筋肉ではありません。

 

ではなぜ肩こりの原因となるのか、一つずつ解説します。

 

広背筋

 

広背筋は「骨盤・背骨・上腕」をつなぐ筋肉。

 

主な役割は、

  • 肩甲骨を引き下げる
  • 腕を後ろにあげ内側に捻る
  • 上半身を捻る
  • 骨盤を引き上げる

などがあります。

 

色々あってわかりづらいと思いますが、要は広背筋が硬くなると「肩甲骨の動き」が悪くなります。

 

肩甲骨の動きが悪くなると、

  • 肩の柔軟性が落ちる
  • 肩甲骨周りの筋肉も硬くなる
  • 肩の筋肉を使いすぎてしまう

上記が起こります。

 

なので、広背筋を緩めることは肩甲骨の動きが良くなり、結果的に肩こり(肩の筋肉の使いすぎ)を解消することにつながります。

 

🔽 広背筋のストレッチはこちら!

手順①:四つん這いになる

手順②:肘を伸ばし手の平を上に向ける

手順③:お尻を踵に近づける

回内筋群

 

回内筋群は「腕を内側に捻る」筋肉のこと。

 

ここでは円回内筋・方形回内筋・腕橈骨筋を指します。

 

これらの筋肉が硬くなると、

  • 巻き肩になる
  • 肩甲骨の動きが悪くなる
  • 胸を張れない

などの症状が出てきます。

 

なぜ上記のような症状が起きるかと言うと、人間の身体は単体の筋肉で動くことはほとんどありません。

 

常に周りの筋肉や前後左右の筋肉とつながりを持って動いています。

 

回内筋群は前腕を内側に捻る筋肉なので、硬くなると同時に肩も内巻きにするといった運動連鎖が起こります。

 

つまり、回内筋群を緩めることで巻き肩を防いだり、肩甲骨の動きをよくすることにつながります。

 

🔽 回内筋群のストレッチはこちら!

※ポイントは肘を伸ばし手首を曲げた時に指も一緒に曲げること。

大胸筋

 

主な作用は、

  • 腕を胸の前で閉じる動作
  • 腕を前に上がる動作
  • 肘を曲げた状態で内側に捻る動作

などがあります。

 

言葉では少し伝わりにくいですが、要はこの筋肉も巻き肩の原因となる筋肉です。

 

特にデスクワークの方はガチガチになりやすい筋肉。

 

大胸筋をゆるめて巻き肩を防ぎましょう。

 

🔽 大胸筋のストレッチはこちら!

手順①:手のひらを上に向けて壁or柱につける

手順②:体幹を逆側に捻る

 

ストレッチで心がけてほしいこと

・痛くなるまで伸ばさない
・伸びている筋肉・経絡を意識する
・ゆっくりと呼吸をする
・1回30秒を3セット行う
・できれば朝昼晩やる

 

上記を意識して取り組まれてみてください^ ^

 

ストレス性

 

ここからは東洋医学の観点から「肩こり」を解説していきます。

 

初めにストレスの話です。

 

怒りやイライラが過度になると五臓の「肝」が傷つきます。

 

🔽 肝って何?って方は、まずはこちらを。

五臓とは何か?【働きや役割も解説します】

 

肝の役割を簡単にお伝えすると、

血を貯蔵し、血流量をコントールする

上記がメインです。

 

さらに肝は五行色体表の分類から「筋」を司るとも言われ、肝が傷つくと足が痙攣したり、筋肉疲労を引き起こします。

 

山一薬舗「中医学イラスト参照」

色体表は横のつながりをチェック!

肝の場合は「肝・胆・目・酸・筋・怒・涙・青・爪・春・風」のつながり。

 

現代医学的にも筋肉の修復・回復には「血」は必要不可欠ですし、血の巡りがスムーズだと酸素や栄養は全身に行き渡ります。

 

つまり、肝が弱ると筋肉の修復に必要な血液が十分に与えられないため、肩こりや腰痛などを引き起こす原因となります。

 

対策はまず柑橘類やミントやハーブなどの香りのある食材を摂取すること。

 

そして肝を強くする「ナツメ、黒豆、クコの実、ブロッコリー、小松菜、ニラ」などを食べましょう。

 

オススメのツボ

 

三陰交(さんいんこう)

 

上記のツボは「肝」と関係のあるツボ。

特に血液循環に関与するので、お灸で温めてみてください。

 

風寒の侵入

 

「やばい。風邪かも(ーー;)」

と思った時に、同時に肩が痛くなることありませんか?

 

これは漢方的に「風」と「寒」の邪気が体の中に侵入したと考えます。

 

「邪気?なんか怪しいな〜」という方も多いでしょう。

 

たしかに邪気という言葉は聞き慣れないですし、怪しいと思っても仕方のないことだと思います。

 

しかし、古典医学の考えでは「風・暑・湿・燥・寒・熱」など自然(環境)の変化は、人間のカラダに影響を与えると考えます。

 

例えば、乾燥していると喉が痛くなったり、湿度が高いと体が重だるくなったりしますよね。

 

これは自然の変化(邪気)が体に影響を与えている証拠です。

 

それと同じように風の強い日や寒い日は、カラダの中に風寒の邪気が侵入し「悪寒(ゾクゾク)・頭痛・肩こり・冷え」などの症状を引き起こします。

 

ちょっと抵抗がある方もいるかもしれませんが、もう一つだけ例をあげると、風邪を引いた時に「葛根湯」を飲んだ経験はありませんか?

 

市販で売られている葛根湯の効能を見ると「後頭部のこわばり・肩こり・頭痛」などが記載されています。

 

葛根湯は発汗によって熱を下げ→カラダを温めることで風寒の邪気を払い→筋肉のこわばりも取ることができる漢方薬です。

※基本的には風邪の初期にしか使いません。

 

つまり、肩こりの中にも「風」と「寒」の邪気が原因で起こるものがあるということ。

 

対策は葛根湯などの漢方薬を使ったり、お灸を据えることがオススメです。

 

オススメのツボ

風池(ふうち)

ホットタオルでもいいので、上記のツボを温めてみてください。

 

◯ホットタオルの作り方

フェイスタオルを水で濡らす→絞る→電子レンジ(500w)で1分温める→広げて完成。

湿邪の停滞

 

湿邪は先ほどお伝えした自然現象の一つです。

 

「湿邪=湿気」と思っていただければと。

 

梅雨時期になるとカラダが重だるくなったり、むくみやすかったりしませんか?

 

あの重だるさは(湿度が高い時期に)カラダの中に「湿邪」が侵入し、余分な湿気が停滞していることが原因です。

 

そして、この「湿邪」というのは外的要因(気圧や梅雨時期)以外でもカラダの中に起こることがあります。

 

それが下記のとおり。

 

  • 甘い物の食べ過ぎ
  • お酒の飲み過ぎ
  • 脂っこいものの取り過ぎ

 

上記のような生活習慣です。

 

つまり、生活習慣が乱れている方は湿邪が原因で慢性的な肩こりになるケースがあります。

 

まずは、上記のような生活習慣を見直しましょう!

 

オススメのツボ

陰陵泉(いんりょうせん) 太白(たいはく)

 

また、湿邪は五臓の脾(胃腸)を弱らせる原因にもなります。

 

🔽 下記の記事を参考に胃腸のケアも同時に行ってみてください。

【おすすめ】胃腸の働きを助けるツボ6選【使い方や効能を解説します】

 

本日のまとめ

 

 

今回は「肩こりを根本改善する方法」をお伝えしました。

 

繰り返しになりますが、肩こりのパターンは

  • 筋肉性
  • ストレス性
  • 風寒の侵入
  • 湿邪の停滞

上記4つでした。

 

それぞれの原因や対策を解説してきましたが、上記の症状は混合しているケースもあります。

 

例えば、ストレス性と筋肉性、風寒の侵入から筋肉性に移行など。

 

中々痛みが取れない場合は、専門家にしっかりと診てもらうことが大切です。

 

原因を知り、しっかり予防(対策)していけば、頻繁に治療する必要はなくなります。

 

今回の内容が少しでも肩こりを解消するヒントになっていれば嬉しいです^ ^

 

何かご質問等があればコメント欄からメッセージいただければと思います。

 

今回は以上です。ではまた!

 

2 COMMENTS

かおる

はじめまして。
長い長い間肩こりに苦しめられているので、とっても参考になります。ありがとうございます!
質問ですが、
・広背筋のストレッチで、伸ばす方と逆の手(写真ですと右)のつく位置は、やりやすい位置で良いのでしょうか?
・回内筋群のストレッチで、手の動きがよくわからなかったのですが、両手を包むように丸めてから反らす…のでしょうか?また、ゆっくり何回かやったほうがよいのでしょうか。

常に筋が強ばりすぎていてストレッチも逆に痛くなってしまい苦手なのですが、こちらはやってみようと思えました。
お時間のある時にご回答いただけたら嬉しいです。

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久保 和也

かおる様
ご質問ありがとうございます。
また長い文章にも関わらずお読みいただき感謝申し上げます。

以下、質問の回答となります。

・広背筋のストレッチは、逆手は自然な形(胸のライン)で降ろしていただければ大丈夫です。

・円回内筋群のストレッチは、肘を伸ばしてからでも、はじめに指(手首)を丸めてからでも、どちらでも大丈夫です。最終的に写真のようなポジションがとれていれば問題ありません。

ストレッチの回数は30秒×2~3セットを深呼吸しながらやられてみてください。お仕事中であれば30分に1回くらいこまめにストレッチすると良いでしょう。

よろしくお願いいたしますm(_ _)m

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