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内関/手の厥陰心包経

 

こんにちは、鍼灸師のクボです。

今回は「内関」について解説します。

 

先日、下記のツイートをしました。

 

ここでは乗り物酔いに特化してお伝えしましたが、実は他にも使い道があり!!

あまり知られていない「内関」の魅力をお伝えしますね(笑)

 

内関:手の厥陰心包経/絡穴

心包とは東洋医学独特の概念ですが、心(心臓)を守っている膜であると位置づけます。心包経は乳中から始まり、脇を通り、上肢中央を通って、手掌中指まで伸びる経絡。絡穴は疾病の際に反応のよく現れるところで、表裏の経(心包と三焦)を同時に治療したり慢性疾患に使うツボ。

 

内関の取り方

 

取り方は手首のシワ中央から指3本分の所。

 

学生

ねーねークボ先生、手首のシワって言うけどシワが3つくらいあってどれかわかりません。

 

クボ先生

たしかにそうですよね。下の画像でいうと①が正解です!

 

 

ポイントは親指側の手首の所にボコッとした骨があります。

その下に凹みがあるんですよね(ココは太淵というツボ)

 

 

ココが手関節横紋と言われる(手首のシワライン)なので覚えておくように👍

あと、指3本分は経絡経穴で「2寸」とも言います。

同身寸法

1寸:親指の横幅

2寸:人差し指、中指、薬指の第一関節

3寸:人差し指、中指、薬指、小指の第二関節

なので、内関を取るときは、

①親指の横幅×2

②人差し指、中指、薬指の第一関節

 

2通りあります。

どちらの取り方でもOKですからね!

 

内関の由来

 

ちょっとここで内関の由来を簡単に!

「内」は内側、前腕前面の意味、「関」は門番、扉を閉ざすという意味があります。

 

内関の逆側(前腕後面)には「外関」というツボがあるのですが、内と外の門番で心身を守っているとか!

クボ先生

まあ〜心胸痛、動悸、精神疾患にも使うので大事な部位ってことですかね(笑)

 

正直、ツボの由来には諸説あるので「ふ〜ん」くらいでOKです。

イメージすると覚えやすいツボもあるので参考にしてくださいm(_ _)m

 

内関の効能

 

効能は下記のとおり。

  • 心胸痛
  • 動悸
  • 精神が落ち着かない
  • 寝汗が酷い
  • 嘔吐
  • 乗り物酔い
  • ヒステリー球、喉の詰まり
  • 不整脈
  • 胃痛

結構色々使えますよね。

 

あと更年期に起こるホットフラッシュも一時的に抑えてくれます。

覚えておくと色んなシーンで使えますし、上記の症状で困っている人に教えてあげれますね!

 

 

ということで今回は「内関」についてお伝えしました!

今後もツボや経絡の魅力を伝えていきますので引き続きよろしくお願いします👍

 

それではまた。

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